ここではマグネシウムの腸内環境を改善する効果について述べています。
必須ミネラルの一種であるマグネシウムは、腸内の環境に影響を与えることが様々な研究から分かってきたといわれていますが、特に腸管の働きをよくするとして注目されています。
現在、酸化マグネシウムは下剤として利用されていますが、その理由はマグネシウムが腸管の中では水分の吸収を妨げる働きがあるからだとされています。
大腸には水分を吸収する役割がありますが、腸管に酸化マグネシウムが入ると、大腸に水分が吸収されるのを防いでくれるのです。それによって腸の水分が増えることになり、その結果として便の水分が多くなり、便自体が軟らかくなると言われています。
しかし近年は日本人の食生活においてマグネシウムの不足が指摘されています。
マグネシウムはひじきや昆布、納豆、玄米、カキ、かつお、ほうれん草、さつまいもなどに多く含まれています。
またマグネシウムはカルシウムと共に骨の形成を助ける働きもあります。
甘い物の食べ過ぎやストレスなどでも消費されやすいため、腸管の働きを良くしたり便秘を予防したりするためにも、マグネシウムは日頃から積極的に補給したいミネラルです。